藤島メリー泰子さんの訃報で、メディアへの「無言の圧力」が明らかに…

公開日: 更新日:

 歴代の受賞作を見ると、違和感もある。たとえば、第13回(2009年4月から2010年3月のドラマが対象)ではKAT-TUN亀梨和也が『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)で主演男優賞を受賞した。しかし、このドラマは全話平均世帯視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)で好調とはいえなかった。数字が全てではないが、内容の面白さとある程度は比例するだろう。この時は大沢たかお主演の『JIN-仁-』(TBS系)、江口洋介主演の『救命病棟24時 第4シリーズ』(フジテレビ系)、木村拓哉主演の『MR.BRAIN(ミスターブレイン)』(TBS系)などのヒット作があったにもかかわらず、作品賞にも亀梨主演の同作が選ばれている。

 第18回には嵐の大野智の『死神くん』が主演男優賞、作品賞をダブル受賞しているが、金曜23時台という放送時間もあって、全話平均世帯視聴率9.7%だった。時間帯にしては数字を取っているが、同年の木村拓哉主演の『HERO』(フジテレビ系)、米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)、上戸彩主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)などと比べると、グランプリを取るべき作品だったのか疑問も生じる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった