永野芽郁、稲森いずみ…コロナ感染が相次ぐドラマ制作の現場と課題

公開日: 更新日:

「感染力の高い変異株に対し、ドラマ撮影、テレビの感染対策はアップデートできていません。もちろん、検温やPCR検査は徹底していますが、“コロナ慣れ”を警戒しつつも昨年4月の最初の緊急事態宣言発令時のような緊張感を保ち続けるのは難しいのが現状です」(制作会社スタッフ)

 前述したように、ドラマでマスクをせずに密になっている場面を見ると、私たちが身を置いている現実とのギャップを思わず感じてしまい、ドラマに没入することが難しくなってしまう。

 メリット、デメリットで考えた場合、現状でのドラマ撮影環境で新たなドラマ作品を乱立することは、演者に対する負担が大きい。感染者を出した場合のテレビ局の対処など、デメリットの方が多そうだ。

■コロナ禍だからこその新たなドラマ作りを

 昨年は「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)や「世界は3で出来ている」(フジテレビ系)など、あえてコロナ禍の世界を舞台にした斬新な企画で評価を得た作品も見られたが、それも今年に入ってからは見られなくなった。視聴者がコロナ禍で生活様式を変えたように、コロナ禍を逆にチャンスと捉え、新たな手法に挑戦していくドラマ作品がもっとあってもいいのではないかとも思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ