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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

全力で仕事を楽しむ「とにかく明るい安村」が殺したい過去の自分

公開日: 更新日:

 このネタで歌われている通り、安村は北海道で生まれ育ち、小4の頃、両親の離婚を経験している。高校時代は野球に熱中し、甲子園にも出場。相方に誘われて「アームストロング」を結成し、上京した。北海道にいた頃は、相方が「ガキ大将」のような立ち位置で、その下に「子分」の状態で3人くらいいた。うちの1人が安村だった。だから「誘われたからただついてきただけ」(とうこう・あい「QJWeb」21年9月20日)だったという。

 だが、東京でさまざまな人と出会う中で安村は変わっていった。「相方はずっと僕のことを弟子みたいな感じに思っていたんですけど、僕にも自我が芽生えてきて。そこから少しずつズレていって、解散することになった」(同前)。元相方に「解散して7年経つけど、まだ殺してやりたい」(フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」21年9月11日)と言われるまで険悪になったと笑うが、もしかしたら「殺してやりたい」というのは、過去の自分に対してなのかもしれない。

「若いころは無駄に悩んだり、先のことをあれこれ考えたりしていたんですけど、今はいい意味で先のことをまったく考えていない」(「QJWeb」=前出)と、安村は言う。目の前の仕事を全力で楽しむだけだと。

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