フジ月10綾野剛「アバランチ」に「ザ・ハングマン」の既視感…好発進も急失速の恐れ

生き生きしてみえる（Ｃ）日刊ゲンダイ

　初回の世帯視聴率10.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、まずまずの滑り出しだった綾野剛（39）主演の連ドラ「アバランチ」（フジテレビ系＝月曜夜10時）。

　前クールまで火曜９時枠で苦戦していたカンテレ制作ドラマを月10に移動し、看板の“月９”とのドラマ二段重ねは、今のところ成功といったところか。

「事前に主演・綾野剛×演出・藤井道人以外の情報がなかなかオープンにならず、記事作りには苦労しましたが、結果的に視聴者の期待感を高めることになりましたね」（テレビ誌ライター）

　謎のアウトロー集団「アバランチ」が巨悪と戦うピカレスクエンターテインメント。アバランチのリーダーには木村佳乃、メンバーは綾野をはじめ、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次のほか、巻き込まれる刑事に福士蒼汰。

　初回放送後のネット上は〈こんな綾野剛が見たかった〉〈これが綾野剛の正しい使い方〉なんて声にあふれ、〈藤井監督らしい映画クオリティーの映像がかっこいい〉と絶賛する声も。一方で、〈既視感だらけのストーリー展開で先が読めてつまらない〉という厳しい意見もあった。