著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

“脱北者”が夢にまで見た「韓国」も景気低迷で生き地獄…そして戻るも地獄

公開日: 更新日:

 以前、韓国人男性たちに理由を聞いてみたところ、「整形美人の多い韓国人女性と違い、北朝鮮の女性はナチュラルな美人が多い」という声が多かった。実際、脱北した女性と韓国人男性の婚活も盛んだと聞く。

■低賃金ゆえ水商売に就く女性も

 とはいえ、景気が低迷する韓国では若者の就職率が低く、地獄に例えて“ヘル朝鮮”と称されている。

 就職先がまったくないわけではないが、多くの韓国人は高給が期待できる大企業に就職したいのだ。重労働や低賃金の職場は嫌われ、100万人を超える外国人労働者が就くという構図になっている。

 同じ民族なのに脱北者もまた低賃金労働に就く人が多く、水商売で生計を立てる女性もいる。

 韓国に渡った脱北者は昨年末で累計3万3000人にも上るが、政府の支援を受けてもなお、韓国社会で生き抜くのは楽ではない。韓国での生活に見切りをつけ、再び北朝鮮に戻る人も珍しくないというから驚きだ。

 コロナ禍の昨年、感染が疑われる脱北者男性が国境の川を泳いで北朝鮮に帰ってしまった。防疫中の不法入国者に金正恩(キム・ジョンウン)委員長が激怒したと韓国メディアが報じたが、行くも地獄、戻るも地獄といったところか。

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