窪田正孝「ラジハⅡ」は今期GP帯秋ドラマのダークホース ヒットの秘密は“八方美人”なまとまりにアリ

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 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕は楽しく見ていますが、ネット上のマイナスな書き込みはある程度承知した上での、制作者のブレなさを感じます。今の感じで数字が推移するなら、もう2~3シーズンはあってもいいんじゃないかなと思う」と、こう続ける。

■見る人によって異なる刺さり方

「視聴率的に有利な医療ものがベースで、緊張や感動以外にもコメディーパートあり、微妙な四角関係の恋愛パートがあって、見る人によっていろんな刺さり方がある。視聴率が好調なのは、そうした最大公約数的な感じがバランスよくまとまっているからでしょう。それがリアルタイムで見る視聴者にとって“見やすい”ということ。それで見続ければ、登場人物に愛着が湧いてきます。そうなれば、見る人によっては陳腐な部分でさえ魅力になるし、その中で新しい発見もあって、また見たくなるもの。逆に言うと散漫でエッジが効いていないぶん、特大ヒットは見込めないのかもしれませんが、シリーズ化されるドラマというのは、そういうものなんです」

 シリーズ化はヒット作の証であり、視聴者にとっては興味津々、スポンサーにとっては安心感がある。果たして「ラジハ」はそこを目指すのか。15日放送の第7話に、そのヒントが隠されているかも。

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