「カムカム」はNHK朝ドラの王道 “ひたむきなヒロイン”が視聴者に安心感を

公開日: 更新日:

 岡山の和菓子屋の娘から続く昭和、平成、令和の3代のヒロインを描くNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」がスタートして3週間。東日本大震災で傷ついた気仙沼の若者を描いた前作「おかえりモネ」が現代の若者の自分探しだったのとは一変して、朝ドラの王道といえるひたむきなヒロイン像を描き、これこれという安堵を感じる。朝ドラの現代劇は「あまちゃん」くらいにぶっ飛んでいないと沈んだ気分になる。朝ドラは自分探しNGだ。

「カムカム--」は脇も手堅い。上白石萌音演じるヒロイン安子の父の甲本雅裕、母の西田尚美、祖父の大和田伸也、祖母・鷲尾真知子がいい。友人のきぬ役・小野花梨の演技力も目を見張る。「第二の伊藤沙莉」か。

 この間のテーマは小さな和菓子屋の娘、安子と事業を展開する名士の息子、雉真稔の結婚だった。

 好きになった2人は結婚したいが、父親が息子に持ってきた縁談で諦めるしかないという戦前や昭和ではありがちだったお話をオーソドックスに描いた。折しも周囲の反対を押し切って強行突破した眞子さんと小室圭さんを彷彿させたが、こちらは恋人役の松村北斗のいちずさがリアルに伝わってきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    九州国際大付野球部で暴力事件 楠城監督が日刊ゲンダイに明かした「不祥事」への言い分

  3. 3

    渋野日向子が米ツアー「出場かなわず」都落ちも…国内ツアーもまったく期待できない残念データ

  4. 4

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  5. 5

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  1. 6

    高利回りの「個人向け社債」に注目 短期の募集で早い者勝ち

  2. 7

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  3. 8

    高市首相が自衛隊派遣めぐり安倍側近と壮絶バトル→「クビ切り宣言」の恐るべき暴走ぶり “粛清連発”も画策か

  4. 9

    政権内で孤立する“裸の高市首相” 「ストレス高じて心因性疾患」を危ぶむ声

  5. 10

    駐車トラブルの柏原崇 畑野浩子と離婚