ラーメン店&焼き肉店の倒産が過去最多…厳しい円安と物価高だけじゃない「意外な影響」とは

公開日: 更新日:

 幅広く親しまれている2大外食産業がピンチだ。

 東京商工リサーチの調査(2日公表)によると、今年上半期(1~6月)に倒産した「ラーメン店」は36件(前年同期比44.4%増)、「焼き肉店」は26件(同8.3%増)で、どちらも過去最多を更新した。

 経営環境は厳しくなるばかりだ。ラーメン店の倒産の原因は、「物価高」が10件(前年同期比66.6%増)、「人手不足」が5件(同25.0%増)で、どちらも上半期の過去最高を更新した。食材や水道・光熱費、人件費の高騰が響いているようだ。

 焼き肉店では、倒産の原因は「販売不振」が23件と、約9割が売り上げ低迷によるものだ。コロナ禍でも好調だった売り上げが、急速に悪化しているようだ。食材も、輸入牛肉や豚肉が高騰。運営コストの上昇が見られる。

 外食ジャーナリストの中村芳平氏は「ここにきての倒産ラッシュは、コロナの影響も大きいでしょう」と、こう続ける。

「焼き肉店は換気能力が高くコロナ禍で人気が出たため、居酒屋チェーンなど大手を中心に大量に出店されました。その結果、数が増えすぎてしまい、揺り戻しが来ています。ラーメン店も、コロナ禍の助成金などで生き残った小規模店舗が、ここにきて次々と閉店していると考えられます。もともとラーメンは、少ない初期投資で開業できるなど参入障壁が低く、過当競争気味でした。ラーメンは小麦が値上がりし、焼き肉は円安で肉全体が高騰。焼き肉もラーメンも、大手であっても、厳しい経営を強いられてます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森保Jの悲劇的敗戦を分析…本気のブラジルに「コマ不足」「勝てるチャンスなし」「延長なら複数失点」

  2. 2

    ドジャース大谷翔平"血だらけ中指”の原因はマメじゃない? 日米のメディアの事実誤認

  3. 3

    維新が血道上げる「外来特例廃止」で重篤高齢者が見殺しに…医療費「原則3割」は入り口に過ぎず

  4. 4

    森保監督は“海外流出”、佐野海舟・鈴木彩艶・上田綺世はビッグクラブ移籍か…W杯32強敗退でもバラ色の人生が

  5. 5

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  1. 6

    橋本環奈に近日ゴールイン説が再浮上…破局説も流れた中川大志と表参道デート&高級パジャマ

  2. 7

    阪神・高橋遥人79年ぶり10連勝も…完全試合右腕が提言「配球を捕手任せにするな」

  3. 8

    面従腹背ばかりの自民が狙うは高市首相の“自滅”か…野党ガン無視の審議強行で「国会破壊」真の思惑

  4. 9

    女性皇族“軽視”の「皇室典範改正案」閣議決定 大炎上の中曽根弘文氏「愛子さま発言」に油をそそぐ

  5. 10

    「テレ東音楽祭」で歌詞が飛んだ「TRF」YU-KIに視聴者ビックリ! SAMの助け舟で何とか“復旧”のヒヤリ