「女子プロのレベルが高い」わけじゃない…大混戦バーディー合戦&史上最多7人プレーオフのカラクリ
【資生堂・JALレディス】最終日
プレーオフは予想外の大人数となった。
西コースから東コースに替わった今年は、初日が悪天候で中止となり、54ホールに短縮。最終日はバーディー量産の大混戦となり、7人が通算12アンダーで並ぶという史上最多人数でのプレーオフとなった。
舞台はパー4の18番(353ヤード)。1ホール目に最も実績のある菅楓華(21)がボギーで脱落。2ホール目に唯一バーディーを奪ったルーキーの倉林紅がツアー初優勝を挙げた。
倉林は東北高校(宮城)出身の21歳。2018年から「東北中学校ゴルフ選手権」3連覇、「東北ジュニアゴルフ」でも3勝したが、プロテストは2度失敗した。昨年4月にはオーガスタナショナル女子アマに出場。30位に終わるも、難コースでの経験が自信となり同年のプロテストに合格。今年のツアー出場権を懸けたQTファイナルステージは、新人では史上2人目となる1位通過を果たし、今季の活躍が期待された。
「東コースは距離が短くバーディー合戦になるとは思っていましたが」と、神奈川県内のコース関係者がこう語る。
「西コースがワングリーンに改修中のため、今年は距離が短く、アップダウンのある東コースで通常営業のアウトとインを入れ替えて行われた。今の女子プロならパー4の2打目はショートアイアンで打てるホールが多く、予想通りのバーディー合戦になり、技術の差が出たかといえば、正直疑問です。試合のスタッツを見ても、最終日はプレーオフに進んだ神谷桃歌(20)に加え、政田夢乃(25)も大会レコードタイの64を出し、4アンダー(68)以上が16人ですからね。でも、バーディーがたくさん出たことで下位からスコアを伸ばす選手が続出。プレーオフは史上最多の7人になったし、その中にはルーキー2人と日本女子アマに勝ったばかりの長沢愛羅(18)がいたことで盛り上がった。大会としては大成功ですよ」
優勝した倉林は「ドライバーは良くなかったが、この1週間はパターが良かった」と言ったが、試合会場にも恵まれたと言えそうだ。


















