ロート製薬が「山田会長解任案」否決…創業家のプリンスが英投資ファンドの「ウルフパック」をかわす
ロート製薬が6月24日に開催した定時株主総会で、英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が提出していた山田邦雄会長兼CEO(70)の取締役解任議案は否決された。
AVIは、山田氏の在任期間の長さや、再生医療事業で多額の投資が続いているにもかかわらず、十分に情報開示されていないことなどを理由に、「任期満了ではなく解任によって退任させるべき」と主張していた。
これに対し、ロート製薬は「創業家出身であることや在任期間の長さといった外形的な要素のみを理由に解任を求めることは適切ではない」と反論。「ガバナンス(企業統治)の機能不全はない」(山田氏)と強調していた。
株主総会で、自身の解任議案について見解を問われた山田氏は「創業家出身や持ち株比率ではなく、指名報酬委員会のプロセスを経て信任されている」と答え、再生医療事業については「会社の中長期的成長と社会的意義のために不可欠」と説明した。
山田氏は創業家の4代目で、灘高、東大理学部物理学科を卒業し、1980年に曽祖父が創業したロート製薬に入社した。慶応大で経営管理学修士を取得しており、1999年に43歳の若さで社長に昇格。2009年に会長に就いた。


















