著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

心臓外科手術をした患者は「スポーツ」をしてもいいのか?

公開日: 更新日:

 サッカーのワールドカップが北中米で開催されています。

「アメリカとイランて、直接対戦しないのかな?」

「参加している選手の年俸の総額を、獲得した勝ち点で割った数字はどこが一番高いのかな?」

 皆さん、いろいろと興味を持っていらっしゃることでしょう。

 世の心臓外科医が患者への説明で、この時とばかりにネタにするのが、何といっても「大動脈弁に人工弁が入っていて、ワールドカップに3回も出場した選手がいるんですよ! すごいでしょ!」です。

 ナイジェリアのヌワンコ・カヌー選手です。彼がすごいのか、人工弁がすごいのか? どっちもすごいということで、おそらく世界中の多くの医者が人工弁置換術の手術を受ける患者に説明する際、「人工弁を入れたらワールドカップに出場できます!」と患者を元気づけていることでしょう。

 私が手術した患者さんでも、スポーツを続けた方がいました。国立大学で数学を研究していた方は、ラグビーでした。バイパス手術を受けた後も試合に出場し、「この前トライを決めたんですよ! 手術してから初めてでした!」と喜んでいました。フランカーのポジションだったので側面からですが、スクラムに参加します。手術に際しては胸骨正中切開をしていますから胸郭、つまり肺や心臓が収められている「骨のカゴ」はキズの痕の修復で起こる「過補償」で丈夫になっていることでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  5. 5

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  1. 6

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    永尾柚乃は夏休みも「ヒルナンデス!」レギュラー出演でフル稼働 今や事務所の大看板に

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?