「ザワつく!」3人が裏紅白のトップに? ダウンタウンも“笑えない”大みそか

公開日: 更新日:

 対する各局の様子はというと、テレビ朝日の年またぎは3年連続で「ザワつく!大晦日」。2019年と20年は民放2位で、石原良純(59)、長嶋一茂(55)、高嶋ちさ子(53)のトークバラエティーは「タナボタで“裏紅白首位”の可能性も見えてきました」(在京キー局関係者)。

 他は横並びで、TBSがシューティングサバイバル番組「THE鬼タイジ大晦日決戦in鬼ヶ島」。フジは元サッカー日本代表の“キングカズ”こと三浦知良(54)の次男・孝太(19)のデビュー戦となる総合格闘技「RIZIN」。テレビ東京は年越しアニメ「Fate Project 大晦日TVスペシャル2021」。

 とはいえ、今回の「笑ってはいけない」の路線変更に伴い、地上波離れがますます加速するともっぱらだ。エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。

「コロナ禍で在宅率が上がり一時は高視聴率に転じましたが、ネット環境が整ったことがテレビ離れを加速させつつあります」

 コロナ禍で整備されたネット環境と共に、ネット番組鑑賞が一気に普及。ABEMAを中心としたネット番組、YouTubeの無料動画配信、NetflixやHulu、Amazonプライムといった定額制動画配信サービスの増加、さらには地上波テレビの見逃し配信もエリアを拡大している。リアルタイム視聴が薄れつつある今、テレビ業界人にとっては“笑ってはいられない”大みそかになりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い