今年ブレーク必至「新・黄金世代女優」厳選5人 福原遥、茅島みずき、莉子ら“Z世代”が大躍進

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 最近の連ドラや映画では、1998年生まれの広瀬すず上白石萌音、2000年生まれの浜辺美波ら、若手女優の活躍が目立つ。新たな「黄金世代」になりそうな、1998年生まれ(22年に年女の寅年)から2000年代前半生まれの世代のなかで、注目の5人を選んだ。(選・文=高倉文紀)

 ◇  ◇  ◇

 2022年後期のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」のヒロインに起用されたのは、かつてNHKの子供向け料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」に約4年間出演した福原遥(23)。「まいんちゃん」時代の彼女を、当時小学生で応援していた現在高校生から20代前半とその親世代の支持は絶大だ。

 放送中の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」主演の上白石萌音がレモンのような甘酸っぱい魅力を秘めるのに対して、福原遥はこたつの中で食べたくなるミカンのように、温かくてホッとさせる魅力を持っている。既に「ゆるキャン△」「アンラッキーガール!」など民放ドラマでも主演しているが、朝ドラ主演によって知名度が急上昇しそう。

 近年は黒木華杉咲花、朝ドラ「おかえりモネ」で主人公の妹を演じた蒔田彩珠(日刊ゲンダイ2019年新春特別号でブレーク候補として紹介)など、落ち着いた雰囲気で演技に深みを感じさせる個性派女優のニーズが高まっている。このタイプの次世代期待株は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一の娘・歌子を演じた小野莉奈(21)。

 12月17日公開の「POP!」など単館系映画で次々と主演して“インディーズ映画の新ミューズ”とも呼ばれている。ポジティブな存在感と厚みのある演技表現が印象的で、作品に登場するといっぺんに彼女の色に染めてしまうことができる。

久保田紗友は「ソニー女優の秘蔵っ子」

 毎年、年末年始にテレビ放送される「全国高校サッカー選手権」の応援マネジャーは、過去にはブレーク前の堀北真希新垣結衣、広瀬すず、永野芽郁らが選ばれた主演女優の登竜門。今回、応援マネジャーに抜擢された茅島みずき(17)は、朝ドラ「おかえりモネ」で大学を休学して宮城・気仙沼に移住する水野一花役を好演。

 170センチのスラリとしたモデル体形はクールなイメージを与えるが、インタビューによると素顔の彼女はよく笑いよくしゃべる明るい女の子みたいで、自動車にたとえればスポーツカーのかっこよさとファミリー向けステーションワゴンの居住性と親しみやすさの両方を兼ね備えたような魅力を持った、ハイブリッドな逸材だ。

 バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%、M-1グランプリ2021で優勝した錦鯉らの活躍でソニー・ミュージックアーティスツ所属の「ソニー芸人」が脚光を浴びているが、同事務所は女優の層も厚い。

 二階堂ふみ橋本愛土屋太鳳らの活躍に続き、黒島結菜が2022年春スタートの朝ドラ「ちむどんどん」のヒロインに決定。さらに注目したいのが、久保田紗友(21)。事務所が次世代女優の発掘を目指して結成した劇団ハーベスト出身の「ソニー女優の秘蔵っ子」で、2017年には朝ドラ「べっぴんさん」で脚光を浴びた。凛とした女性を演じたときのハマり度は、同世代女優の中でもピカイチ。2022年1月8日スタートのNHKドラマ「わげもん」にヒロイン役で出演する。

莉子のインスタは64万人がフォロー

 インスタグラムのフォロワー数64万人の莉子(19)にも注目。10代のカリスマインフルエンサーとして支持される女性タレントの中では群を抜いてルックスの美少女度が高く、同級生の元気な女子を思わせる親しみやすさと可憐な魅力は、男性層にも刺さるはず。

 2021年夏まで「Popteen」専属モデルを務めてきたが、最近は女優として着実に成長中。Jホラー映画の巨匠・清水崇監督が手がけてヒットした「犬鳴村」「樹海村」に続く、2022年公開の「牛首村」に出演する(主演は木村拓哉工藤静香の次女・Koki,)。

▽選・文=高倉文紀(たかくら・ふみとし) 札幌市生まれ。美少女・女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルの取材・分析を手がける。発売されたばかりの「日経エンタテインメント!乃木坂46 Special2022」のメンバー個人インタビュー取材にも参加。

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