著者のコラム一覧
荒井さち重昭和歌謡歌手

1969年、千葉県生まれ。元東映社員。松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら70、80年代のヒット曲を中心にライブ活動を展開。抱腹絶倒のステージから「女きみまろ」と呼ばれている。

「かわいくないとアイドルにはなれない」と気がついたのは中学生のころ

公開日: 更新日:

 だが、現実はそんなに甘いものではなかった。ご多分に漏れずオトナの裏話があり、条件が折り合わず話はご破算に。一度はデビューを諦めかけたものの、交通事故に遭い、一命をとりとめたことから、「また死ぬような目に遭うかも」と再び夢を追いかけることに。

 本格的に音楽学校に通い、歌唱力を磨いて「第二の渡辺美里」を目指してレッスンに励むようになったのだという。さらに、本格的に歌手活動を行うために会社を辞め、家業を手伝いながら再びデビューのチャンスをうかがっていたが、なかなか芽が出なかった。

 そんな時に出合ったのが当時リリースされたばかりだった「Windows95」だ。

 当時、ちらほら出始めていたホームページを家業に生かすべく、インターネットを駆使し、家業のIT化に取り組んだ。

「実家にパソコンを導入し、事業の効率化や販売サイトの開設などを行いました。これがやがて自分の売り込みにも役立つことになります」

 家業を妹夫婦に託し、派遣の仕事をしながら、週末は映画会社で培ったMCとしてのスキルでイベント司会業をこなす日々。アニソン歌手のバックコーラス、シンガー・ソングライターとしてソロ活動も始めた。その時に役立ったのも、やはりパソコンのスキルだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い