著者のコラム一覧
荒井さち重昭和歌謡歌手

1969年、千葉県生まれ。元東映社員。松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら70、80年代のヒット曲を中心にライブ活動を展開。抱腹絶倒のステージから「女きみまろ」と呼ばれている。

「歌って、アイドルの解説をして、笑っていただく」

公開日: 更新日:

 2月17日に目黒ブルースアレイジャパン、3月18日には荻窪ルースターでライブを開催するシンガー・ソングライターの荒井さん。

 曲の合間のトークが話題で、「女きみまろ」の異名を持つ。荒井さん自身はきみまろを意識したことはないというが、観客をいじり、笑いを取り、ライブ終わりに謝るといったスタイルが定着していることからファンの間ではそう呼ばれている。

松田聖子「赤いスイートピー」が鉄板ネタ

 昭和歌謡の王道である松田聖子の「赤いスイートピー」では、「バカでも分かるように言いますよー」などとキツイ言葉を投げかけながら、本家のコンサートでも行われている「好きよ~今日まで」の掛け声のやり方を伝授。MCでは、曲の中で3回繰り返される、「赤い~スイートピイー」「好きよ~今日まで」とかぶる部分を「予習・本番・復習」と名付け、観客に強要(?)する。

「カラオケだったらここの部分はコーラスで流れますけど、コンサートはソロで歌いますから、お客さんの手を借りなければ歌えません。お客さんには、1回目でうまくコーラスできなくても、2回目が本番だから大丈夫、とね。それでもダメなら3回目に復習しなさい!(笑い)。このやりとりは定番になっていて、コンサートの最後にバンドメンバーの紹介の後、『そして赤いスイートピーだけを歌ったみなさん!』って付け加えるんです。ここでドッと笑いを取って締める。歌って、アイドルの解説をして、笑っていただくのが私のスタイルです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い