著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

徹子の言葉を胸に…満島ひかりは成否を気にせず芸能界を自由に冒険する

公開日: 更新日:

 この頃、満島はまだ「テレビの人」ではなかったマツコ・デラックスと出会っている。満島はマツコに「あんたマズいわよ。私とそっくり」と言われたという。

「結構ケンカ売って生きてるほうだけど、それでも世の中とうまくやっていこうってやるじゃない?もちろん、ひかりちゃんもやってるだろうけど、そんなもんじゃ足りないぐらい、何かが欠落している人だった」(日本テレビ「マツコ会議」22年1月8日)と。

 だから、世渡りがうまくいかないのではないかと心配したが、満島自身はうまくなったと笑う。

「動物のまま生きてるってことを『動物でーす』って、みんなに言って回るみたいな感じで、自分を守ってきました」(同前)

 そして05年に始まった「ウルトラマンマックス」(TBS)出演を機に、本格的に俳優業に転身すると、映画「愛のむきだし」で高評価を受けた。女優として成功するまで紆余曲折あったため、よく「大変でしたね」と言われるが、「苦労話はしたくない」と満島は言う。


■自由に精いっぱいやれれば成否はどうでもいい

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理