著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

深津絵里「カムカムエヴリバディ」で理想的な復活 休んでいても女優価値が上がったレアケース

公開日: 更新日:

 復帰を待ち兼ねたように、深津をデビュー時にCMで起用したJR東海が「会うって、特別だったんだ。」のキャッチコピーで深津を再起用。復活の後押しになった。

「復活の仕方はある程度構想があったとはいえ、NHKと企業を動かしたのは、休んでいても深津の女優価値は下がるどころか、さらに上がった結果」(テレビ関係者)

 芸能界の一線で活躍している途中で休む。そう簡単にできるものではない。

 俳優の場合、「米国ハリウッドに挑戦。語学勉強」といった理由で日本の活動を休止する人はいたが、深津はレアケースだった。

「戻ったときに同じような活躍ができるかという不安と、休むと収益も左右する事務所側の不安もある」(芸能関係者)

 深津は不安よりも、余裕があるように見えていた。「陰で支えていたスタイリストの恋人の存在が大きかった」という話もあるが、自信めいたものもあったのだと思う。

 俳優と違い日々の活動のある歌手は活動休止宣言が必要。氷川きよしは「自分を見つめなおし、リフレッシュする時間をつくりたい」と活動休止を発表。大きな話題となった。事務所との確執も取り沙汰されたが、リフレッシュは正直な気持ちだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」