米倉涼子の痛恨判断ミス…Netflix「新聞記者」破格ギャラ&主演に飛びつき経歴にケチが

公開日: 更新日:

 森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件を題材にした「新聞記者」(ネットフリックス)。1月13日に配信がスタートするや海外でもランキング上位に食い込むなど評判は上々だが、事実改ざんや、当事者に了承を得ていなかったため、小泉今日子(55)が降板していたことが明らかになるなど騒動になっている。

 発売中の「週刊文春」によると、自殺した官僚の妻・赤木雅子氏役に抜擢された小泉が遺族の許可なく撮影が進んでいることを問題視。制作側との打ち合わせの際に赤木氏の許可について再三確認したが、しまいには「完全なフィクションなんだからいいじゃないですか」と言われたため、小泉は台本も読み込み、撮影準備万全にもかかわらず、直前に降板したというのだ。

 小泉の判断は常識的といえるが、主演の米倉涼子(46)はそこまで考えが及ばなかったようだ。

大手事務所にいたら危ない案件は断っていたはず

「ドクターX以降の新境地開拓と7000万円ともいわれる破格のギャラに飛びついてしまったともっぱら。ドキュメンタリーを撮るには、当事者の了承、細部に至るまで確認をとるのが常識。当事者が現存で、今まさに係争中だというのに許可も得ずにいきなり配信とはモラルの欠落がはなはだしい、非常識と業界内では批判の声しきりです。大手事務所にいたら、こんな危ない案件は断っていたはず。ネットフリックスは制作段階から担当者が加わり、原作を大きくテコ入れするので、言われるがままだったのが透けて見える」(テレビ関係者)という。

 映画版は日本アカデミー賞最優秀作品賞など3冠に輝いているだけに、米倉も新境地を見いだせると思ったはずだが、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。

「米倉さんはフリーになって、仕事への意欲と焦りが裏目に出てしまった。改めてマネジメントの大切さを痛感したのでは。とはいえフィクションなら何をやってもいいと思っている制作側が大問題。すぐに個人が想像がつくものはフィクションではありません」

 米倉の経歴にケチがついてしまった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  4. 9

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 10

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差