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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

軍事に依拠しない真の世界平和達成は果たして夢物語なのか

公開日: 更新日:

 ロシアが核戦力を念頭に軍の戦力を引き上げたことに対し、国連のグテレス事務総長は「かつては考えられなかった核戦争が今や可能性があるところまで来ている」と危機感を示した。

 まさか子供の頃にはマンガやSFの中でしかなかった世界があっという間に現実の脅威になる。そんな時代をこんなに早く目の当たりにするとは思っていなかった。

 それに乗じて、日本も核武装の議論をすべきだという、きな臭い論法があちらこちらで見られるようになった。それも日本征服を考えるカルト集団の言葉ではない。現実に政治をつかさどる首長や議員から発せられたのである。

 身近な海外で戦争が起こった。日夜その悲惨なニュースが映像で報じられる。それに対し戦争反対をとなえる。これはごく自然な流れのはずである。ましてやこの国は憲法で戦争放棄をうたい、軍隊を持たぬ国である。ところが話は逆である。いつ何時自国もこのような侵略に遭うかわからない。その備えをすべきだ。パワーバランスを保って、その均衡で平和を維持するのだ、そのためには核の抑止力も必要だ、という話になってくるわけだ。

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