ブルース・ウィリス失語症で俳優引退…「ダイハード6」は完全消滅? 復帰はあり得るのか

公開日: 更新日:

 果たして、リハビリによって復帰はあり得るのか。脳外科医の木村俊運氏もこう話す。

「診察をしたわけではないので詳細は分かりませんが、脳の損傷が原因の場合“完治”はしませんが、リハビリで症状が改善する例はたくさんあります。ただ、失語症の種類や症状の程度にもよりますから、ケース・バイ・ケースとしかいいようがないですね」

「ダイ・ハード」は1988年の第1作以来、2013年の「ダイ・ハード/ラスト・デイ」まで全5作が製作されたが、その続編が期待されていた。その第6弾「マクレーン(原題)」の製作は15年ごろから20世紀フォックスで検討されていたというが、19年に同社がディズニーに買収された件で計画は頓挫、企画は消滅したと「シネマトゥデイ」(21年7月29日配信)が伝えている。映画批評家の前田有一氏はこう話す。

「同時代に活躍したシュワルツェネッガーやスタローンらのアクション俳優は、70代になった今でもまだまだ現役なので、非常に残念です。しかし、パーキンソン病になったマイケル・J・フォックスが、その後、ドラマで“パーキンソン病で引退したニュースキャスター”を演じた例もあります。今、アメリカでは、病気や障害のある人は、それをそのまま演じる時代になっています。ウィリスの失語症の詳細は分からないのですが、また何らかの形で活躍する姿が見られることに期待したいですね」

 “世界一運の悪い男”として幾多のピンチを不屈の闘志で乗り越えてきたジョン・マクレーン刑事なら、今度もきっと乗り越えられるはすだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった