ブルース・ウィリス失語症で俳優引退…「ダイハード6」は完全消滅? 復帰はあり得るのか
「ダイ・ハード」シリーズなどで知られる米俳優のブルース・ウィリス(67)が失語症と診断され、俳優業を引退することが家族のインスタグラムへの投稿によって明らかになった。
「ブルースは以前から健康上の問題があり、最近、認知能力に影響する失語症と診断された。その結果、熟考の末、自身にとってとても大切なキャリアを離れることにした」と説明しているという。
ブルース・ウィリスは、「ダイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事が当たり役。心優しいタフな男を演じ続け、「シックス・センス」や「アルマゲドン」など、アクション映画を中心に、多くの作品に出演した。
失語症とは、脳梗塞や脳腫瘍、脳出血などで、大脳が損傷したことが原因で「聞く」「話す」「読む」といった言語機能に障害が出る症状。もり脳神経外科クリニックの森達郎医師はこう話す。
■リハビリで症状が改善することも…
「すらすらと話せるが、相手の言葉が理解できない『流暢性失語』(感覚性失語)や相手の言葉は理解できるが、話そうとすると言葉が出てこなくなる『非流暢性失語』(運動性失語)の分類があります。いずれにせよ、他者とのコミュニケーションに支障をきたします。脳が原因である場合以外にも、心因性のケースもあります。症状にもよりますが、リハビリによって症状を改善させることができます」