昭和のお笑いは過激だったとはいえ…江川卓さん、何年経ってもごめんなさい

公開日: 更新日:

 昔からアメリカンジョークは差別やエロなどえげつないのが多くて好きじゃなかったが、私たちだって言葉のアヤや揚げ足を取ったり、皮肉ったりしてネタにするから、どこかで誰かを傷つけているかもしれない。もし会場にウィル・スミスがいたら叩かれてしまう。いや、ウィル・スミスは女は叩かないかもしれない。

 今は、体形のことやブス、も言ってはいけないようだが、昭和お笑いは過激だった。ツービートも「くそばばぁ、とっとと死ねこの野郎」としょっちゅう言っていた。春やすこ・けいこは「聖子ちゃんは嘘泣きや、涙出てへん」と堂々とこき下ろしていた。かく言う私も有線大賞新人賞を受賞したデビュー曲「邦子のかわい子ぶりっ子バスガイド編」の中で当時どうしても巨人に入りたい江川卓が1日のうちに阪神から移籍しトレードになったイケメン小林繁が可哀想じゃないか? と「江川なんて大嫌い! 小林をかえせー!」とやらかしている。懐かし過ぎる話題だが、江川さん何年経ってもごめんなさい。怪物・江川は手も大きそうだから叩かれたら痛いだろうなぁ。

 それにしても全世界が注目している大イベントのアカデミー賞の舞台に勝手に上がって行くなんてどんだけ大スターなんだろう。それほど、カッと頭に来たわけだが、警備員も何人もいただろうに一瞬のことだったし相手がスター過ぎて演出と勘違いしたのか誰も制止しなかった。席に戻ってなお罵声を浴びせ続けたスミスにやっと警備員が行ったようだが、それでも退室させることは出来ず、断られて諦めてしまった。大物ウィル・スミス。高級ホテルにビーサンで入って行けるタイプだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」