広瀬アリスらが休業宣言、大物の急逝相次ぎ…芸能人のメンタルケアに頭を悩ます事務所の内情

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■事務所の過干渉を嫌うタレントもいる

 レギュラー番組を何本も抱え、まさに寝る間も惜しんで働いていることを武勇伝のように語るタレントもいたりする。業界の常識は世間の非常識で、確かに働き方改革にはそぐわないことも多いとはいえ、ある芸能プロ幹部が“苦しい内情”をこう明かす。

「海外のセレブや芸能人には“お抱え”のカウンセラーがいたりしますけど、日本ではあまり聞きません。そもそも芸能人は“個人事業主”であって社員ではない。事務所としては社員であるマネジャーのケアはしても、タレントのケアは担当のマネジャー任せになる。どこまでケアできるかは個々のマネジャーの資質によりますし、複数のタレントを担当するケースがほとんどです。タレント全員に目配りできるかといえば、なかなか難しいものがある」

 もちろん事務所として相談には乗るし、面倒も見るが、売り出し中の新人ならいざ知らず、事務所の過干渉を嫌うタレントも少なくない。芸能人仲間と飲んで遊んでストレス発散したがるが、それもコロナ禍でままならなくなった。

「不安や悩みを打ち明けられるほど密な関係になる前に、担当マネジャーが辞めたり代わったりするのも日常茶飯事の世界ですからね」(前出の芸能プロ幹部)

 問題の根は、なかなか深そうだ。

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