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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

無自覚で邪念なく憎めない 狩野英孝は居そうで居ない「愛される天才」

公開日: 更新日:

「おかしいって!」(狩野英孝テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」6月13日放送)

 ◇  ◇  ◇

 ウッチャンナンチャン、爆笑問題バナナマンオードリー……と現在活躍する関東芸人の多くを輩出している渋谷のライブハウス「ラ・ママ」で行われている「ラ・ママ新人コント大会」。このライブの名物コーナーが「コーラスライン」である。

 観客10人(5人の時代も)が手を挙げたら、強制終了となるゴングショー。この「最短記録」を持っているのが、実は狩野英孝(40)だ。番組ではその実際の映像を放送。狩野が登場し、一言二言話し始めるとバタバタと手が挙がり始め、わずか22秒で終了した。その時、若き狩野が観客やMCの渡辺正行らに向かって叫んだ一言が今週の言葉だ。

 これを見たアンタッチャブル・山崎は、そのイジられっぷりを「昨日の映像かな? ってくらい変わってない」と言って笑った。

 狩野はデビュー当時、スベりすぎて血尿が出るほどだったそう。しかし「ここでやめたら逃げたみたいになる」と狩野特有のナルシシズムが刺激された。諦めずに続け、ウケ始めたのがナルシシストキャラをつくったときだった。

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