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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

“陰キャ”で伸び悩む上白石萌歌…まだ姉・萌音に「逆転可能」な理由

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「恋つづ」など明るい役柄が多い萌音に対し…

 複数の芸能記者に聞くと「所属事務所の初期段階で姉妹のプロモーションのやり方に問題があったのではないか」と口を揃える。

 萌音に関しては、ブレークするきっかけとなった「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)に象徴されるように、笑顔で癒やされるイメージの役柄が多い。一方の萌歌は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」でいじめを受け自殺してしまう高校生役や、NHK大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」の無口で黙々と頑張る前畑秀子役といった“陰キャ”のイメージで売り出したことが、ここにきて大きな人気の差となって表れてきたのではという見方もある。

「姉妹が同じタイミングでデビューするに際してはイメージに温度差を設けるのが普通です。同じようなキャラクターであれば売り出しに失敗した場合、共倒れしてしまう可能性が高いからです」(芸能プロダクション幹部)

 所属事務所が萌音を明るく親しみやすいキャラでプロモーション展開をしたことが、萌歌の“陰キャ”を余計に際立たせてしまったようだ。一方で、この芸能プロ幹部は、「ただ、このままでは終わらないと思いますよ。まだ上白石姉妹の逆転は十分に可能です」とも話してくれた。

「かつて深田恭子がそうだったように、これまでのイメージを覆すような役柄や仕事に萌歌を次々と挑戦させることが考えられます。これまでの仕事ぶりを改めて検証すれば、最もイメージしやすいのは“コメディー”。もともと演技力には定評のある子ですから“柔らかい”役どころを演じさせるのもひとつのアイデアでしょう。ほかにも“恋愛もの”です。あの純朴そうな萌歌が“禁断の恋”を演じれば大きな話題になることは間違いないでしょうし、それぐらいの大改革が今の萌歌には必要なのかもしれません」

 一部で萌歌が「adieu」名義の音楽活動を中心にシフトするのでは、ともいわれているが、東宝芸能は役者の仕事にウエートを置く事務所のため、音楽活動をさせるとしても、事務所の先輩である斉藤由貴(55)程度のスタンスにとどまらせるはず。萌歌が女優として姉を逆転することがあれば、上白石姉妹が広瀬アリス・すず姉妹を上回る人気を得ることができるだろう。

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