秋篠宮家の壮大な実験か? 東大進学もある悠仁さまの今後と新しい天皇像

公開日: 更新日:

 これまで書いてきたように、愛子さまは万一を考えて今もオンライン授業を続けているようだ。一方、悠仁さまは筑波大付属高校に通学して対面で授業を受けている。愛子さまに比べて、ある意味ではおおらかで自由な高校生活を満喫されているのかもしれない。

 愛子さまはこれまでの皇族がそうだったように、一貫して学習院で学ばれてきたが、悠仁さまは全く違うコースを取っている。愛子さまの学習院幼稚園に対して、悠仁さまは「特別入園制度」を使って面接だけでお茶の水女子大学付属幼稚園に入園した。正確には秋篠宮ご夫妻が選んだというべきだが、その後もお茶の水女子大学付属の小学校、中学校へと進み、今年は「提携校進学制度」をつかって筑波大付属高校に進学した。受験競争を避けて都内屈指の進学校に入学するなんて特別扱いじゃないかと批判されたが、悠仁さまご自身の存在そのものが特別なのだから、特別扱いされることに問題があるとは思えない。それに著名な学校に進学したところで、一般人と違って悠仁さまの未来は決まっているのだ。つまり天皇になる以外の選択肢はないということだ。

 将来は東京大学に進学するのではといわれているが、それもありえない話ではない。戦後、皇族は学習院に進学したものだから、それが当然のように思われているが、「昭和天皇拝謁記」によれば、昭和天皇は明仁皇太子(上皇さま)を東京大学に進学させるお気持ちがあったようだが、当時の南原繁総長が「天皇退位論」を説いていて、昭和天皇がそれを嫌ったために学習院大学になったようである。戦後の皇族は学習院でなければならないということはないのだから、悠仁さまが東大に進学したとしても何ら問題はないはずだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い