アントキの猪木さん コロナ禍で収入が全盛期の1000分の1に 窮地を切り抜けた「人間WiFi」とは

公開日: 更新日:

アントキの猪木さん(モノマネ芸人/49歳)

 コロナ禍で仕事が激減し、全盛期は月に1000万円あった収入が1000分の1の1万円の月もあったというアントキの猪木さん。しかし、いくつもの仕事をこなす多彩な活動でピンチを切り抜けたという。貧乏にならないための人と人をつなぐ「人間WiFi」というのだが。

■町役場勤めの経験を生かし企業コンサルを開始

 コロナ禍の2年半は芸能の仕事はなくなりました。イベントや営業の仕事場は3密ですから(笑)。2020年は仕事キャンセルの嵐。僕は企業のパーティーにも呼ばれますけど、緊急事態宣言が明けてもどこの企業も「じゃあ、始めよう」というところはなかった。急にまた自粛となったら対応できませんからね。

 事務所から送られる明細書の額の下がり具合がすごくて。「なんじゃこりゃ!」と。カードの支払いができない。つまり生活費の方がはるかに高い。貯金を取り崩して毎月マイナスでした。

 でも、文句をいっても仕方がない。「じゃあどうするか」と。

 僕は芸人になる前に役所勤めをしていて、辞めてからは企業と企業をつなげる仕事を少しやっていました。10年ほど前から法人にして企業コンサルタントを本格的に始めて。年間契約している企業もあり、リモートを使ったのでコロナ禍も大丈夫でした。実はコロナ禍になってからの方が「どうしたらいいか」という依頼が増えましたね。

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