天皇一家がGWに静養した「御料牧場」の実態と「皇室財閥」と呼ばれたわけ
国会では皇族数の確保をめぐる議論が行われているが、その最中の5月1日、天皇一家は栃木県の「御料牧場」で静養に入った。これは2年ぶりのことで、7日には帰京している。
御料牧場という呼び方からすると、それは天皇家が所有する土地であるかのように思われるかもしれない。実際、御料牧場で静養できるのは天皇や皇族が限られる。
しかし、御料牧場は天皇家の所有物ではない。宮内庁の施設であり、要は国の施設である。そして、本物の牧場として、実に多様な役割を果たしているのである。
栃木県の塩谷郡高根沢町と芳賀郡芳賀町にまたがる標高145mの丘陵地にある。そこでは馬の生産をはじめ、さまざまな家畜や家禽の飼養管理、牛乳や肉、卵、野菜などの生産が行われている。
馬は、公的な行事の馬車列に使われるもので、皇族が乗馬をすることもある。家畜や家禽となれば、宮中での午餐会や晩餐会に供される。前にふれたことがあるが、御料牧場で育てられた羊や鶏は園遊会に出されるジンギスカンや焼き鳥に用いられる。


















