芦田愛菜、谷花音、鈴木福、本田望結…高学歴が話題の元子役たち“評価真っ二つ”のナゼ

公開日: 更新日:

芸能人の"推薦枠"による大学進学が嫌悪されるのはなぜ?

 一方、比較されてしまったのが、鈴木と本田だ。鈴木は慶応大にAO入試で、本田は早大社会科学部に自己推薦入試で合格したと報じられた。その後ネットでは、《本田望結鈴木福マジで嫌いになったわ 必死に勉強して早慶に入った同級生がかわいそ》《この子を合格させた早稲田しかり、福くんを合格させた慶応も、このレベルのタレントを学生にして何の効果が学校にあるのだろう》などと多くが厳しい意見だ。もちろん、批判の理由は一般入試を受けていないことにある。

 芸能人の"推薦枠"による大学進学が嫌悪されるのはなぜなのか? 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が言う。

「特に社会人は、AO入試や自己推薦入試などの推薦枠に対する思い込みがあるのも大きいでしょう。推薦の難易度は時代とともに変わっていますし、今は高校時代の評定や小論文など高い水準が求められています。確かに、2000年代以降はクイズ番組やコメンテーターなど仕事の枠が広がったことから、芸能人の高学歴化が進んでおり、推薦枠で難関大に入学する芸能人は増えました。だから"芸能人というだけでずるい"と思ってしまうのかも知れません。また、過去に推薦枠で入学したものの中退してしまう例が少なくないのもありますね。有名なのが女優の広末涼子さん(42)。当時トップアイドルだった広末さんが早大教育学部に自己推薦入試で合格し、結局ほとんど登校せずに中退していますから。そうしたイメージが強いことも、芸能人の推薦入学が受け入れられにくい理由でしょう」

 本田の青森山田高校の先輩で、早大スポーツ科学部に進学した元卓球選手の福原愛(34)も単位取得が難しく中退している。

 賛否はあるものの、彼らが子役として活躍していたのは事実。大学進学後の活動に注目だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解