K-POP4人組「SKY GIRLS'」契約解除は有効の判決 アイドルと芸能プロ“常識と非常識”の境界線

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「恐怖を覚え、不安でいっぱいでした。やはり、私たちのいた環境はおかしかった、普通ではなかったんだと改めて気づきました」と心境を語った。そしてマネジメント契約は「労働契約に該当する」とし、「有期労働契約では働き始めて1年以上経過したら、いつでも退職を申し出られる」と労基法付則に基づいて反論、これが認められ、東京地裁は「契約からの離脱を保障すべき」とした。

 セクハラ、パワハラが横行し、奴隷のようにこき使われたりしているアイドルたちの残酷な舞台裏。今回も「メンバーは強固な指揮監視下」にあったと認定された。そうした業界に、ひとつのくさびが打ち込まれた格好だが、アイドル業界に詳しい芸能プロデューサーはこう言う。

「今回の判決は、多くの芸能プロダクションにとって影響大だと思います。芸能プロはタレントと業務委託契約を締結し、タレントが業務を遂行することを約束し遂行することで回っています。そして業務の成果に対して報酬を支払う形式が大半です。タレントが稼働しなくなってプロダクションに損害が生じたら、損害賠償請求するのは当たり前という考え方が大方の事務所側にはあります」

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