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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ネガティブな部分も…エルフ荒川が全力で自分と向き合ったギャル哲学

公開日: 更新日:

「あたしさ、『人間失格』っていう言葉がなんか刺さるというか」
 (エルフ荒川/テレビ東京系「ゴッドタン」6月17日放送)

 ◇  ◇  ◇

 理想とする恋の落ち方を、自らが脚本を書いて発表する企画に挑戦したギャル芸人のエルフ荒川(26)。合コンで奥手の売れない小説家に出会い、真逆な2人が引かれ合うストーリーを披露した。「笑われて笑われてつよくなる」という太宰治の言葉を相手のセリフに入れたりしながら語ったセリフが今週の言葉だ。

「自分のことが嫌いで。暗い部分と楽しくて明るい部分、ふたつあって。両方自分やのにとか思って」と続け、心情を吐露する。「まぁ、あたし、太宰治とか読んだことないけど~!」と照れ隠しをするが、明らかに太宰治好きなのだろう。

「生まれたときからギャル」(バズフィードジャパン「ハフポスト」2023年2月28日)を公言する荒川。幼い頃から派手で、可愛くて、キラキラしたものが大好きだった。しかし、高校生になると自分のことが嫌いになってしまう。失恋し、全部がどうでもよくなって、努力することもやめてしまった。

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