著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

白石聖はアクティブで活発な役が多いが…素顔は繊細で思慮深い“スイッチング”系女優

公開日: 更新日:

 今作もそうだが、白石はアクティブで活発な役を演じることが多い。

■イメージ通りorマイペース

 明るい役柄を得意とする女優には、石原さとみ小芝風花橋本環奈のように普段の素顔もイメージ通りに明るい人と、有村架純浜辺美波広瀬すずのように普段は割とおとなしくマイペースな女優に分けられる。

 白石聖は後者のタイプで、素顔の彼女は文学少女にも似た繊細さと思慮深さを秘め、夏祭りの夜空に浮かぶ無数のランタンの明かりを思わせる落ち着いた雰囲気が魅力的だ。

 1年ほど前にインタビューしたときにはだいぶ活動的になっていたが、10代だった頃にインタビューした当時は、人見知りをしていて静かで、自分に自信がないと語り、CMやドラマでのイメージと違うので「取材をしていただいた方に“もっと元気いっぱいな女の子なのかと思ってた”と言われました」(「girls!」vol.51.17年9月発売)と話していた。

 演技のスイッチを入れるだけで、普段の自分とは違う太陽のように明るく積極的な女性になれる。そういう演技力の持ち主だからこそ、彼女はドラマやCMに引っ張りだことなっているのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」