著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

時代のうねりに目をつむる。それは戦うべき敵(エネミー)を見過ごすことである

公開日: 更新日:

 15年間在籍した音楽事務所スマイルカンパニーとのマネージメント契約終了を告知するツイートから3週間近く、「スマイルカンパニー契約解除の全真相」なる扇情的な見出しがつけられた「メロウな木曜日」特別版から2週間が経った。

 そのあいだに、スマイルカンパニーの看板スター山下達郎さんはご自身のラジオ番組でおよそ7分間にわたり所見を述べて話題を集めた。いっぽう、達郎さんとも縁深い音楽界の名家・服部家の服部吉次さんは、70年前に故ジャニー喜多川氏から受けた性的虐待について、本紙で克明に語った。当時の吉次さんが8歳だったことに加え、ジャニーズ事務所が設立される前の出来事というのも衝撃的だった。

 その後、吉次さんはやはり喜多川氏に性的虐待を受けた松崎基泰さん(小学校の同級生)とふたりで記者会見に応じた。2時間半に及んだ会見の全貌はYouTubeチャンネル「Arc Times」で観ることができるが、会見にテレビ局が1社も参加しなかったという事実は、一連のジャニーズ性加害報道に決定的に欠けているものをあぶり出している。課題は依然として多い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール