「ジャニーズ性加害問題」は村西とおるが35年前に糾弾! 北公次“暴露本”を構成した作家が証言

公開日: 更新日:

「ジャニーズ事務所は男版の大奥」

「しかし完全なゴシップ扱いで、一般紙はどこも取り上げてくれなかった。もちろんテレビもです。扱ってくれたのは一部の夕刊紙と実話誌だけ。事件化はおろか、社会からはなかったことにされていました」

 さらに村西監督は、当時、村西監督のダイヤモンド映像に広報担当や作家として出入りしていた本橋氏に「映像版 光GENJIへ」というドキュメンタリービデオの制作を指令。本橋氏は「太田春泥」名義で、監督としてダイヤモンド映像のターザン八木らと共に撮影に挑むことになる。

 会場でその一部が紹介された。バンダナを巻いて黄色いジャケットに身を包んだ北公次がやや舌足らずな口調で涙目になってカメラに向かって訴えかける。

「この人(ジャニー氏)の言うことを聞かないとデビューできないと思ってましたから。正直言って必死に我慢しました……女の人とやりたいのに、何でこんな人とやらなきゃいけないんだろうって苦しんだ。でも我慢してフォーリーブスとしてデビューした」

「俺から言わせれば、ジャニーズ事務所は男版の大奥だね」

「光GENJIだって、他のタレントだって、みんな同じ目に遭っていると思う。みんなウラではツラいんだぜ。俺から言わせれば、タレントがかわいそうだぜ」

 悲痛な叫びに会場は静まり返る。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲