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吉川英三郎ゴルフライター

1954年10月生まれ。80年に雑誌社からゴルフライターに転身。米ニューヨーク在住時代に男女のメジャー大会を長年取材。元マスターズ公式ライター。

レジェンドがブチギレた! 醜聞まみれのT・ウッズ、PGAツアー役員報酬“年間数十億円”の異常構造

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 あるいは、ニック・ファルドのタイガー批判は、米ゴルフ界の本音かもしれない。

 タイガー・ウッズが車の横転事故を起こし、薬物影響下の運転容疑で逮捕されたニュースは、日本でも大きく報じられた。タイガーは、一定期間、治療と健康回復のため活動を休止すると発表。今回のマスターズのオーガスタナショナルにタイガーが顔を見せないのもこのためだ。

 マスターズで3勝しているファルドは、強い口調でこう批判する。

「これは深刻な問題だ。ゴルフは自己規律を基本としたスポーツだ。自分で判断し、自分で結果責任を取る。PGAツアーが、裏ではタイガーにゴルフコースの内外で数十億円もの金を支払っていることに失望しているはずだ」

 タイガーが薬物影響下の運転容疑で逮捕されるのは、2017年に続いて2回目。今回はタイガーが尿検査を拒否したために、どんな薬が使用されていたかは定かではない(痛み止めが2錠ポケットに入っていたという)が、21年のロサンゼルス近郊での大事故の際には、テストさえも行われていない。17年には自宅のあるフロリダ州の路上で薬物・飲酒の影響下の運転容疑で逮捕されている。これに離婚のきっかけになった09年の事故を加えると、4度目の警察沙汰ということになる。

 ファルドに言わせると、一般人が薬物事故で逮捕され、数カ月後に何事もなかったかのように職場に戻るなんてことはありえない。少なくともタイガーには説明責任があるはずだが、「休止宣言」で、それからも逃げているということだろう。

 PGAツアーをはじめ、ゴルフ団体の多くが、活動休止を発表したタイガーを「フルサポート」という言葉で応援するのに対して、ファルドは“皆の本音は違うはずだ”としている。

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