(14)若いころならいざ知らず 小さなことでイライラしている時間はムダ

公開日: 更新日:

「当たり前のことだけど、イライラしたり怒ったりしている時間って、自分の考え方がどんなに正しくたって、絶対に愉快な気分にはなれっこない。それに若いころならいざ知らず、自分にはそう長い時間は残されていない。不愉快な時間ってもったいないじゃないですか。だったら、いちいち反応しないでいたほうがいい」

 それにね、と中尾さんはつづける。

「すぐに表情に出したり、怒ったりしないで“待てよ”って、自分に言い聞かせて観察していると、いろんな発見もあるんですよ。この人はこういう思考回路なんだとか、鈍感な人なんだとか、冷静になれるんですよ。すると、怒ったりするのがバカバカしくなってくる。自分はこういう人間にはなりたくないなとか勉強にもなるしね」

■でも、円くなり過ぎたら自分が自分でなくなっちゃう

 だが、こんな中尾さんでも、黙っていられないこともある。

「普通の挨拶もできない若い芸能人とか、新幹線のなかで基本的な公共マナーも守れない人なんかがいて、度を越しているときなんかは、さすがに円くなってばかりはいられませんよね。そんなときは、単刀直入にいいますよ。『はい、ちゃんと立ってご挨拶しましょうね』とか『それ、まわりの人に迷惑ですよ』とか……。感情的にはならずに、事実だけを伝えるように気をつけますけれどね。不機嫌に舌打ちなんかしているよりはいいでしょ。そのせいか、まわりの人たちからは『ミエさんは、普通の人がなかなかいえないことを本当にサラッといえますね』っていわれる」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  5. 10

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも