九州国際大付の野球部員が暴行容疑で書類送検 楠城監督の「隠してない」が特大ブーメランに

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 今春のセンバツに出場した九州国際大付(福岡)の野球部員が、同級生への暴行容疑で書類送検された。

 報道によると、3年の男子生徒は2024年9月、校内の教室で同級生の野球部員の胸ぐらをつかんで立たせ、頭を殴った疑いが持たれている。

 学校側は当時、保護者間で解決済みと判断し、日本高野連には報告していなかった。今回の書類送検を受け、初めて高野連に報告したという。

 同校野球部では今年2月にも、部員が暴力を受けたと訴える問題が起きていた。当時の一部報道によると、プロ注目の選手が同じ野球部員の顔にスパイクで蹴りを入れるなどし、相手生徒は全治1カ月のケガを負って入院。警察に被害届を提出したという。この選手は別の校則違反によって、高野連から厳重注意と1カ月間の出場資格停止処分を受け、センバツでは背番号を与えられなかった。

 なんとも物騒な話題が相次ぐ同校野球部だが、日刊ゲンダイはセンバツ期間中、楠城祐介監督を直撃している。

  ◇  ◇  ◇

 ──部員の何人かが話しているのを聞きました。当該選手が「教師に注意されたことに逆ギレし、暴力を振るった」とのことですが、本当ですか?

「え? 本当にウチの部員がそんなことを話していたのですか? (不祥事の詳細は)全然違いますよ。プライバシーに関わるので、内容は言えませんが……」

 ──ウワサは事実ではない、と。

「ええ。なぜ詳細を言えないのかといえば、高野連から『野球部員の不祥事でも、一般生徒と同じ形で扱ってくれ』と言われているからです」

  ◇  ◇  ◇

 楠城監督はさらに、こう強調していた。

「そもそも我々が不祥事を隠していたわけではありません」

 しかし今回、2024年9月の暴行事案は高野連に報告されていなかったことが明らかになった。

 保護者間で解決したとの認識があったとはいえ、結果的には部員が書類送検される事態にまで発展している。学校側が部内暴力をどこまで把握し、どのような調査や指導を行っていたのかは、改めて問われざるを得ない。

 楠城監督は、高校生への指導についてこうも語っていた。

「反復練習の大事さは僕が口を酸っぱくして言っているので、部員は理解しています」

 さらに、監督として最も大事にしていることを聞かれると、

「卒業生の進路です」

 と答えている。

 選手の将来を重視するのであれば、野球の技術や進学先だけでなく、部内で暴力やいじめが起きない環境をつくることも、指導者の重要な責務だろう。

 相次ぐ問題を単発のトラブルとして片付けていいのか。学校と楠城監督には、部内の実態とこれまでの対応について、改めて説明が求められる。

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