木戸愛が地元・神奈川で果たしたい恩人2人との“約束”…初日は首位に2打差5位タイの好発進
前日は雨の影響で競技中止。54ホールに短縮された今年の「資生堂・JALレディスオープン」(神奈川・戸塚CC東C=6487ヤード・パー72)。1日遅れの初日、木戸愛(36)が7バ-ディー2ボギーの67。5アンダーで首位に2打差の5位タイと好発進を決めた。
昨年の惜敗は悔しかった。2012年に初優勝を挙げてから勝ち運に恵まれず、2勝目のチャンスが訪れたのが1年前の今大会。最終日18番(パー4)で、約12mの下りの難しいスライスラインを読み切った木戸愛は、土壇場でバーディーパットを沈め、首位の永峰咲希(31)に追いつき、グリーンサイドから割れんばかりの大歓声があがった。プレーオフは3ホール目に力尽きたものの、ファンに強烈な印象を与えた。
この日、千葉市から訪れたという女性ギャラリーもそのひとりだった。
「昨年、あのロングパットを決めたシーンをテレビで観て、木戸さんのファンになりました。だから、今年は初日から応援にきました」
木戸は神奈川県横須賀出身。地元ファンも多い。木戸の関係者はこう語る。
「神奈川の大会は自然と意識するでしょう。だから、去年の戦いは勝ちたかった。今年はいつもとは違う意味で、絶対に優勝したいはずです。23年に亡くなった元プロレスラーの父・修さんの墓前には復活優勝の報告は届けておらず、修さんが他界した直後から指導を受けていたジャンボさん(尾崎将司)も昨年12月鬼籍に入った。生前に優勝報告は叶わず、3月に行なわれたジャンボさんのお別れの会では2勝目を誓った。その約束は地元で果たしたいでしょう」
昨年の西コース(6766ヤード、パー72)はワングリーン化の改修中で、今年の舞台は距離の短い東コース(6487ヤード、パー72)に移る。ややトリッキーなレイアウトながら、短いクラブでグリーンを狙えるパー4が多く、スコアの伸ばし合いが予想される。
「アグレッシブなプレーが求められるので、明日もそういうプレーができるよう準備したい」(木戸)
今年は天国にいる2人との約束を果たせるか。


















