サッカー日本代表「ポステコグルー招聘」失敗の痛手…サウジ金満クラブの年俸20億円提示にJFA惨敗

公開日: 更新日:

 ポスト森保監督のひとりとしてJFA(日本サッカー協会)が接触したことが判明している元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー(60)が、ポルトガル代表FWのC・ロナウド(41)が在籍しているサウジアラビアの金満クラブである「アルナスル」の監督に就任した。

 母国の代表監督として何度も日本代表の前に立ちはだかったポステコグルーは横浜M監督時代の2019年シーズンにJ1を制覇。スコットランド1部のセルティック監督時代には日本代表FW前田大然ら多くの日本人選手と共闘した。その後、英プレミアのトッテナムの監督として欧州リーグを制覇し、ロンドンを本拠地とする古豪に欧州主要タイトルを贈った。

「日本サッカーを熟知しており、日本人選手とも上手にコミュニケーションが取れる。JFAは有力な後任候補として接触したが、年俸面で大苦戦だった。横浜Mで年俸2億円だったポステコグルーは、セルティックやトッテナムで倍の約4億円をもらっていた。森保監督の年俸は8年間の在籍期間でマックス2.5億円といわれ、JFAの緊縮財政事情もあって直近の年俸は1.7億円ともっぱら。それでもポステコグルーは所属なしのフリーだったので<年俸2億円+勝利ボーナス>で何度か折衝したみたいだが、サウジ行きでトドメを刺された。というのもアルナスルの外国人監督の年俸相場は欧州5大リーグでもトップ10に入るとされる20億円ですから。10分1の2億円ではハナから勝負にならない」(サッカー関係者) 

 それにしても逃がした魚は大きいというか、ポステコグルーのポリシーである<攻撃サッカー>を注入することで「W杯で上位に進出する日本代表にレベルアップしていくことが期待できた」と話す元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう続ける。

「決勝T1回戦のブラジル戦の後半、森保監督には<1点を取りにいくオプションが足りず、ただ防戦一方となって敗退となった>が、もしポステコグルーが指揮を執っていたら<ハイラインを保ってハイプレスをかけ続け、持ち前の攻撃的な姿勢を維持しながら強豪ブラジル相手に勝ちにいった>でしょう。ポステコグルー招聘が消滅して非常に残念に思います」

 日本社会、日本人選手に対するリスペクトもあり、フレンドリーで人情家で熱血漢タイプというキャラも日本代表監督にはピッタリだった。返す返すも残念無念──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jの悲劇的敗戦を分析…本気のブラジルに「コマ不足」「勝てるチャンスなし」「延長なら複数失点」

  2. 2

    森保監督は“海外流出”、佐野海舟・鈴木彩艶・上田綺世はビッグクラブ移籍か…W杯32強敗退でもバラ色の人生が

  3. 3

    「過去最強」「欧州組23人」のマヤカシ…欧州ビッグクラブ“主力ゼロ”で圧倒的に足りない個の実力

  4. 4

    森保監督の「1年続投案」は消去法か…日本サッカー協会31億円赤字でクビが回らぬ懐事情

  5. 5

    パリ五輪組ゼロの異常…若手の突き上げなき森保J、久保建英も認めた“進まぬ新陳代謝”

  1. 6

    日本のブラジル戦は応援できない!負けたらブラジルサッカーが崩壊、それだけは絶対避けなきゃいけない

  2. 7

    無念 茫然 森保ジャパン敗戦の弁…「あっけない形」「こんなところで」「力不足」

  3. 8

    本田圭佑「代表監督やりたい!」に辛辣な声…ライト層にウケても“現実的にあり得ない”

  4. 9

    ブラジル戦に勝つ確率は「10%が妥当」…森保ジャパン超劣勢の下馬評を覆すための"4つの条件"

  5. 10

    選手のためじゃない!「給水タイム」でスポンサーは400億円のバカ儲け

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    菅楓華に「海外メジャー切符を捨てるな」の声…全米女子プロを蹴って国内5位のどっちらけ

  3. 3

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  4. 4

    ドジャース大谷の登板延期で“割を食う”佐々木朗希…中5日連発に指揮官「デメリットない」の欺瞞

  5. 5

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  1. 6

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  2. 7

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  3. 8

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  4. 9

    佐藤二朗「嘘はやめて下さい」vsフジテレビ&週刊文春「深刻なハラスメント認定」…バトル激化のゆくえ

  5. 10

    本木雅弘の長男UTAがNetflixで俳優デビューも…“ガス人間”役への大抜擢は「また2世」か「実力」か