「偏屈者で行こう!」永田健著
「偏屈者で行こう!」永田健著
「男の生きづらさ」が注目されているが、その原因のひとつは伝統的な「男は強い」などといった価値観にあるのではないか。
「男性学」の研究者、関西大の多賀太教授によれば、「男は逃げない」などのフレーズは、結果として(女性ではなく)男性を責任ある立場に就かせる社会を持続させてきたという。「男は弱音を吐かない」とストレスをため込み、自死のような取り返しのつかない事態を引き起こしかねない。
著者は、行政などに頼らず親や妻を介護していた男性が介護疲れで無理心中を図るなどのケースは、この価値観の影響があるのではないか、と考える。
西日本新聞の時事コラム「時代ななめ読み」の書籍化。
(西日本新聞社 1870円)


















