NHK紅白は旧ジャニーズ事務所と共倒れか…第1部は視聴率ガタ落ち確実、打ち切り論に発展も

公開日: 更新日:

 ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題の影響が続いている。

 NHKの稲葉延雄会長は、18日に行われた定例会見で、旧ジャニーズ事務所所属のタレントの起用について、「被害者への補償や再発防止の取り組みが実施されていることが確認されるまでは、新規契約は行わないという方針に変更はない」と改めて明言。

 また、当時高校生だった男性が、NHK局内で性加害を受けたとする証言をNHKが9日に報じた件についても「大変重く受け止めている。看過できない問題だ。今後、出演者の安全や人権を守る取り組みをさらに進めていかないといけない」と発言した。

 NHK上層部は、今月2日に行われた東山紀之井ノ原快彦らジャニーズ事務所の新経営陣による会見で、新たに発覚したNG記者リストの存在に、さらに態度を硬化させたといわれ、年末の「紅白歌合戦」への旧ジャニーズタレントの出場はゼロになることが確実視されている。

「NHKの番組は国の予算や視聴者の受信料から成り立っているから、当然、出演者のギャラもそこから支払われる。民放より明確に、より一層の中立的立場が求められる。国民の支持を失った旧ジャニーズのタレントを起用することはNHKを危うくするわけです」(NHK関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因