「植物たちに心はあるのか」田中修著

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「植物たちに心はあるのか」田中修著

 植物たちの生き方とそれを支える巧みな性質や仕組みを解説するサイエンスエッセー。

「やさしく励ます言葉をかけて植物を育てると、きれいで美しく立派な花が咲く」などと言われるが、植物生理学者の著者によると、残念なことにそんなことはないという。

 だが、植物たちは言葉は理解できないが「触られる」という刺激は感じる。刺激を感じた植物は、触られていないものに比べ、茎が太くなり伸びるのが遅くなり、背丈が低くなり、結果として大きく立派な花を咲かせることができるという。

 触られると葉を閉じるオジギソウの仕組みや、開花の前の年の夏につぼみを作り準備するサクラなど、身近な植物たちの不思議を紹介しながら、「心」を切り口にして植物たちの生態を読み解く。

(SBクリエイティブ 1045円)

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