重度のヤケドから奇跡の回復、そして出産! 笑顔で歩む米国女性“第2の人生”に広がる共感の輪
6年前、カンボジア北西部のリゾート地シェムリアップで起きた大規模なガス爆発事故に巻き込まれ、大ヤケドを負ったアメリカ人女性が、すっかり回復して日常生活を取り戻し、赤ちゃんも生まれたというハッピーな近況が話題になっている。
モンタナ州グレンダイブ出身で、事故現場の近くの幼稚園で先生をしていたアビー・アレクサンダーさん(24)は2019年8月14日、スクーターでガソリンスタンドの横を走っていた際に、爆発に巻き込まれた。アビーさんは、全身の約35%に第二度および第三度の火傷を負い、命に関わる重篤な状態に陥った。
現地の病院で初期治療を受けた後、米コロラド州デンバーのICUに緊急移送され、複数の手術と長期的な治療を受けた。
「歩くことを改めて学び、神経痛を管理し、トラウマを乗り越える必要があった」とアビーさん。身体的な回復だけでなく、精神的な回復が特に長期間にわたって必要だったという。
顔にヤケドの跡が残り、人々がそれを見た時の反応に少し傷ついたともと言うが、前向きな姿勢とユーモアで克服したという。その後、パートナーとなる男性(氏名非公表)と婚約し、昨年9月には娘を出産した。