島田洋七「もう一度花月で漫才を」…「がばいばあちゃん」印税問題で過去に吉本興業と遺恨も

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 8年ぶりの新刊「お笑いがばい交友譚」(日本ジャーナル出版、11月6日発売)を出版する漫才師の島田洋七(73)。2011年に芸能界を引退した島田紳助さんが、本の帯に「洋七兄さんに憧れて入って芸能界 この人の弟弟子でよかった そして出会えてよかった」とメッセージを寄せているように、紳助さんと洋七が兄弟弟子であることを知る世代は、今ではかなり少ないだろう。

 洋七と筆者の関係は、かれこれ40年ほどになる。洋七は1982年スタートのフジテレビ系「笑っていいとも!」の前身番組「笑っている場合ですよ」でMCを務めていたが、同番組終了後、低迷期に入っていた頃の洋七に出会っている。

 1980年代以前の漫才師やお笑い芸人はコンサートの前座を務めるなど、歌手よりだいぶ格下だったが、洋七の「B&B」、ビートたけし(76)の「ツービート」、「ザ・ぼんち」らが第一次漫才ブームをけん引したことで、芸能界でのステータスとともにギャラも一気に上がった。その後しばらくして、洋七の盟友であるたけしとの縁が繋がることになる。

 たけしは86年12月に、写真週刊誌「フライデー」襲撃事件で芸能活動を謹慎。その後、当時、所属していた「太田プロダクション」から独立し、「オフィス北野」(現・TAP)を設立する。その後、筆者が女性週刊誌「微笑」(1996年休刊)でインタビュー連載を担当したことで、たけしと公私共に親しくなっていった。

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