著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

医療従事者はプロレタリアート…医師の労働も時間で売り買いされる時代

公開日: 更新日:

 少し前ですが、「医療従事者の8割近くが離職を考えている」という調査結果を自治労が発表しました。

 驚きです! 2割の人がまだ働きたいなんて! てっきり「10割の人がバカバカしいから近いうちに辞めるつもりだ」と答えるのかと思っていました。

「若い人たち、みんな暗い顔してるわねぇ」

「自分たちが患者になったとき、今の研修医や看護師にこの身を預けることになるんですよねぇ」

「こわいですねぇ」

「とにかく、自己防衛、リスクを徹底的に避ける行動パターンがしっかりプログラムされていますから……」

「誰ともかかわらない」

「責任を避ける」

「知ってることでも知らないふり」

「それにしてもみんな辞めちゃうのよねぇ。どこへ行っちゃうのかしら……」

「でも一番の不満は、カスハラでしょ。患者さんたちも余裕なくなってるから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択