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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

公開日: 更新日:

 10月2日、安倍元首相を銃殺した罪などに問われている山上徹也被告の公判日程がすべて決まったというニュースが流れました。これに対して、SNS上では「先に判決日が決まるなんて、何か裏があるのでは?」といった陰謀論めいた臆測まで飛び交いました。

 せっかくの機会ですから、この「裁判員裁判」という制度について、少し詳しく見ていきましょう。

 裁判員裁判は2009年にスタートした比較的新しい制度です。簡単にいえば、「一般市民が刑事裁判に参加して、有罪か無罪か、有罪ならどれくらいの刑にするかを、プロの裁判官と一緒に決める」というもので、殺人罪のような重大事件が対象です。

 構成メンバーは、プロの裁判官3人と、くじで選ばれた一般市民の裁判員6人です。合計9人で評議して判断を下します。「裁判なんて専門家に任せておけばいいのでは?」と思うかもしれませんが、一般市民の常識や感覚を裁判に反映させることで、より公正で納得感のある判決を目指しているわけです。

 さて、本題です。なぜ裁判が始まる前に判決日まで決まってしまうのか? これには「公判前整理手続」という、あまり知られていない重要な仕組みが関係しています。

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