コロナ禍でアメリカ人は「無礼」になった? ストレスや孤立が関係
アメリカ人はコロナ禍の影響で「無礼」になったという調査結果が発表され、多くの人が思わずうなずいています。
アメリカの著名な調査機関ピュー研究所の調べによると、アメリカ人の半数近い47%が「アメリカ人の公共の場での態度が、コロナ前に比べて無礼になった」と答えています。また34%は、「公共の場に出ると必ずと言っていいほど、他人の前で無礼なふるまいをしたり、エチケットを守らない人に出会う」としています。
ただし、相手が無礼と感じる行動は人によって様々です。そこで調査では、多くのアメリカ人が失礼と感じる行為をいくつか例に挙げて、回答を求めました。その中には、公共の場での喫煙、相手の許可を得ない写真撮影、バーや高級レストランへの子供の同伴、公共の場で大声で汚い言葉を発する、大音量で音楽を流す、ヘッドフォンやイヤフォンをしたまま店員さんに話しかける、などが含まれています。
このような無礼な態度をとる人が増えた理由として、最大の原因はコロナ禍であると調査は指摘しています。コロナに関連したストレスや孤立により、多くの人の社会的スキルが下がり、他人への共感力や忍耐力も低下したためと考えられています。