クリーク・アンド・リバー 井川幸広会長(1)プロフェッショナル人材の生涯価値の向上を掲げて全面サポート
少子高齢化による労働力人口の減少、働き方の多様化がもたらす人材流出などによって人手不足が深刻化するなか、プロフェッショナルな人材の重要性が増している。そこにいち早く着目してきたのが、株式会社クリーク・アンド・リバー社代表取締役会長(CEO)の井川幸広氏(65)だ。
1990年に同社を創業した井川氏は、「プロフェッショナルの生涯価値の向上」をミッションに掲げて、プロフェッショナルのサポートや育成に尽力してきた。その範囲は映像や出版、WEBといったクリエーティブ全般から医療、会計、法曹、建築、食まで18分野に及び、約41万5000人のプロフェッショナルと5万2000社のクライアントによるネットワークを構築している。
クライアントの要望に対し、最適なプロフェッショナルを組み合わせることで新たな価値を創造し社会に貢献する。「それが我が社のもうひとつのミッションです」と話す井川氏自身も業界で名を馳せたプロフェッショナルだった。
井川氏は1960年に佐賀県東松浦郡七山村(現・唐津市)で生まれた。父親が九州電力でダムの設計・管理をしていた関係で、幼少期は佐賀の山間部を転々とする生活だったという。