Snow Manが“客寄せパンダ”と物議も…無視できない多大なメリット。異様に高い“再生数”で海外の注目を集めるか

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コクハク

Snow ManがK-POPイベントに出演

 韓国の人気音楽番組「ミュージックバンク」(KBS)が主催する12月の「2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」(以下、ミューバンJAPAN)に、Snow Manが出演することが発表された。

 K-POP人気アーティスト達が一堂に会するミューバンJAPANだが、今年は「K-POPおよび合同コンサートとしては史上初」の東京・国立競技場で開催される予定だ。

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「Snow Manを利用しないで」という声

 ミューバンJAPANは12月13日と14日の2日に渡るフェスで、K-POP人気グループであるTOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、ILLIT、Stray Kids、IVEや、日本人メンバーが中心でありつつも韓国大手芸能事務所所属のNiziU、&TEAMなど、総勢20組のアーティストが集結する。

 旧ジャニーズ事務所の流れを汲むSTARTO ENTERTAINMENT所属のSnow Manは、「日韓国交正常化60周年記念SPECIAL GUEST」としての出演となる。

 ただ、これに一部のSnow Manファンは「集客にSnow Manを利用しないで欲しい」と反発している。

 K-POPアーティストが近年日本で大人気なのは言うまでもないが、合同コンサートなどではチケットの売れ行きが芳しくなく、開催が困難になったケースもある。

 ミューバンJAPANはこれまでドームクラスの会場で行われてきたが、初の国立競技場ということもあり、動員に万全を期すためにもSnow Manが客寄せパンダとして選ばれたのではないかとファンは疑念を抱いているようだ。

Snow Man側への絶大なメリット

 また、Snow Manは来月から来年1月にかけて、5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」が控えている。それに加え、年末は音楽特番ラッシュも重なるだけに、その合間に組み込まれたミューバンJAPANへの出演が、メンバーの負担になるのではないかと心配されている。

 ただ、仮にSnow ManのミューバンJAPANへの出演が集客力をあてにされたものであったとしても、Snow Man側にも絶大なメリットがあることは無視できない。

 Snow Manは2020年に当時の事務所副社長であった滝沢秀明氏の肝いりでデビューし、海外、特にアジア圏進出を目標に掲げてきた。今では彼らも日本でトップアイドルとなり、その人気はアジア圏に波及しているが、やはりアジア圏ではK-POPアーティストの人気が圧倒的だ。

 K-POPグループほどアジア圏での注目度が高くない日本のアイドルが、直接アジア圏のファンにアピールする機会は限られている。

 そのため、NiziUや&TEAMなど、日本ですでに人気のグループでも、あらためて韓国でデビューし、そこで認められることで、アジア圏への人気拡大をうかがうというルートがある。

海外受けする高身長とダイナミックなダンス

 KBSは韓国の公共放送局であり、音楽番組の「ミュージックバンク」は世界142カ国で放送されている。ミューバンJAPANも世界各国のK-POP目当てのファンが配信などで視聴する可能性が高く、Snow Manも新規海外ファンを獲得する大チャンスだ。

 Snow Manは岩本照(32)、ラウール(22)、目黒蓮(28)が180㎝台~190㎝台と高身長メンバーも多く、メンバー全員のダイナミックなダンスもK-POPボーイズグループに引けを取らない。日本のアイドルの中でもトップクラスに海外受けする魅力を多く持っている。

K-POPグループを超える再生数

 8月には、韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」(Mnet)に初出演し、デジタルシングル「カリスマックス」の英語バージョンをパフォーマンスしている。



 その模様はチャンネル登録者数2190万人を誇る「Mnet K-POP」の公式YouTubeにアップされており、同番組に同じく出演した複数のK-POP人気グループのパフォーマンス動画より再生されている。

 これは主に日本のファンの再生によるものかもしれないが、世界のK-POPファンが、異様に高い再生数を獲得する日本のアイドル・Snow Manに注目するきっかけになるだろう。

海外に羽ばたくチャンスとなるか



 ミューバンJAPANでの活躍次第では、Snow Manが一気に海外に羽ばたく可能性も秘めている。

 自国でのライブですらチケットが入手困難な中、Snow Manが世界進出となると寂しい思いをする日本のファンも多いだろうが、彼らがデビュー当初から本気で追い続けている夢の後押しをするのも、ファンの務めなのかもしれない。

(こじらぶ/ライター)

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