著者のコラム一覧
相澤冬樹ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

改ざん調査報告書の取りまとめ役・伊藤金融庁長官 「知らなかった」発言をお詫びしたけれど…

公開日: 更新日:

「ご遺族の心情への配慮を欠いて大変申し訳なく思っているという報告が、私まで直接ございました」

 加藤勝信財務大臣が10日の会見で述べた。お詫びの報告をしたのは伊藤豊金融庁長官だ。

 ことの発端は8日の森友関連文書の開示だった。この日、事件で夫を亡くした赤木雅子さんは開示文書を受け取った後、伊藤豊金融庁長官に偶然出会った。夫の赤木俊夫さんが亡くなるきっかけとなった森友文書の改ざん事件について、省内の調査報告書を取りまとめた人物だ。

 この日の雅子さんと伊藤長官とのやり取りを、翌9日発売の日刊ゲンダイの記事で一部紹介している。俊夫さんが会計検査院に虚偽の対応をさせられていたと雅子さんが指摘し、報告書には書かれていないと訴えると、伊藤長官は「会計検査院とご主人の関係は知らなかった」と答えた。その後も繰り返し「知らなかったんですか?」と確認を求める雅子さんに対し、伊藤長官はこう告げた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  3. 3

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?